2007年11月18日日曜日

Family Medicine in Japan(スライド発表)










Thursday 11/15
今日は、数週間かけて準備をしてきた、Family Medicine in Japanの発表http://www.iew.msu.edu/intledweek-details.php?ID=3188であった。
これは、 U.S. Department of Stateとthe U.S. Department of Educationが協賛となって、アメリカ人のグローバルな環境に備えるのと諸外国の研究や学び、経験の交換を通して将来のリーダーを魅了するために企画されたプログラムである International Education Week の中の1プログラムとして企画されたものである。Family medicine in Japanは、もともと私のいるdirectorが依頼された講演なのだが、プログラムに実際に参加している私にも発表の機会を与えてくださったので、引き受けたために私の発表が実現した。私のdirectorは、彼女の発表の中で日本人が長生きで、universal medical insuranceがある日本の医療制度を大変評価していて、この視点からアメリカの医療制度に疑問を投げかけているといった内容と、あとは今MSUで進行中のこの'The Methods in Family Medicine Educating Training Program(私のプログラムの正式名称)'の目的やできるまでの背景などについて30分くらいかけて紹介していた。その発表の後、私は、日本の開業医に代表される一般医が日本のプライマリケアを支えてきたこと。しかし、時代は変わり、そういった開業医は高齢化し、医療費の高騰、高齢化といった問題を背景として、新たなプライマリケアを専門とした医者のニードが高まっていること、それを受けて、家庭医療学会がついに卒後のレジデンシープログラムを正式に認め、それにより現在までで67のレジデンシープログラムが誕生したこと、そして自分のこれからの使命について15分程度で説明したつもりである。
発表の後、20分くらいかけて質問を受けたが、おもに聞かれたことは、日本の医師は訴訟対策でどれくらい金をかけているのか、日本人の卒前教育にかかる費用、家庭医療後期研修プログラムは国から助成金は出ているのか、universal medical insuranceというが、実際に金は個人にどのくらいかかっていて、それは平等なのか?などが出た。やはり、アメリカの医療費の高さを物語っていてかお金にからむ質問が圧倒的に多く、答えられないものもかなりあったところは、もう一人のscholarの先生やdirectorに助けていただいての回答となった。
場所はClinical Centerに隣接するRadiologyの講堂を使って12時から1時間程度で開催された。家庭医療科の先生や他の科の先生、そして学生が参加していてだいたい総勢20名くらいの参加ではなかったかと思う。英語で発表し、そして質問を受け、英語で説明するといった作業は、英語がつたない私にとっては非常にストレスフルで、チャレンジングな内容であったが、満足まではいかないが、なんとか終えることができて安堵している。

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